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きんでん 万博への貢献で博覧会協会が表彰

 きんでんは、2025年日本国際博覧会協会から、13日に閉幕した大阪・関西万博の会場整備や運営で「脱炭素、資源循環、持続可能な調達に優れた取り組みを行った」(永見靖・博覧会協会持続可能性局長)として表彰された。

 既報のように同万博は「持続可能な社会の実現を目指す実験場」(同)として、184日の開幕期間中、様々な業界の多数の事業者が、最新の次世代技術やサービスを世界に発信した。きんでんは、自社パビリオンにAIを用いたエネルギーマネジメント技術を導入して、快適さを保ちながら電力使用を最適化する取り組みを展開。同スキームの環境性と快適性が高く評価され、日本ガス協会や大阪ガス、セブン・イレブン・ジャパンと共に「脱炭素部門」で表彰された。
 また「調達部門」では、大阪・関西万博のシンボルとなった大屋根リングに、福島県産の集成材を採用して「震災復興への思いを重ねた」として、大林組JVも受賞した。
 各社の表彰は、閉幕前日の12日に会場内で行われた。期間中2901万人を集めた同万博では、電気事業連合会のパビリオン「電力館 可能性のタマゴたち」が、計82万人が来館する人気となったほか、関西電力がSkyDrive(愛知県豊田市)開発の空飛ぶクルマ向け充電設備を会場内に設けて、同クルマの飛行を側方支援すると共に、関西電力送配電も、ペロブスカイト太陽電池やスマートフォンの充電スポットを設けた次世代スマートポール3基を会場内に整備して、来場者の充電切れを防いで好評だった。