中部電ミライズ 産学共同で就活支援の取組
中部電力ミライズは、大学生の就活支援と企業PRを目的に、今月2日に情報経営イノベーション専門職大学の墨田キャンパス(東京都墨田区)で行われた職業体験テーマパーク「POP UP CAMPUS(PUC)」に初出展して、自社の事業内容を周知するための職業体験ワークショップ(WS)を行うと共に、参加者との交流を深めた。
同取り組みは、教育コンテンツ運営事業のCourseVALU(東京都新宿区)が立案した「企業と大学生の協働によるキャリア形成イベント」。企業が学生を受け入れるインターンシップとは異なる視点で「学生に企業の実像や仕事の魅力に触れる機会を提供する」(同社)ため、取り組みに協力する企業の担当者と、公募によって選出された学生アンバサダーが「産学チーム」を組んで、4か月間にわたって共同で職業体験WSのスキームを開発し、発表の場となるPUCで来場者にWSに参加してもらう―というもの。
企業からの一方的な発信ではなく、学生との共同作業とすることで、学生にとっては企業の業務内容や魅力がより理解しやすくなると共に、企業にとっても「学生との相互理解の深耕と、採用におけるミスマッチの解消につながるメリットがある」(同)という。昨年11月に、NECや日立ソリューションズなど12社が参加して、早稲田大学(同新宿区)で行われた第1回PUCが好評だったことから、第2回として行われた今回は、中部電ミライズのほか、パナソニックグループ、三井海洋開発、ダイキン工業など11社が参加し、それぞれに趣向を凝らしたWSを披露した。
そのうち中部電ミライズは、同社の業務管理・支援本部人事Gの担当社員が、学生アンバサダーと共同で立案したWS「事業拡大体験ボードゲームを通した実例に基づくサービス紹介」を展開。計90分にわたって自社グループの広範な事業内容をゲーム形式で分かりやすく紹介するプログラムが、来場者の人気を集めた。PUCの来場者は当日、最大3社まで各社のWSに参加することが可能であるため、バラエティに富んだ職業体験が行える―として今回も盛況で、主催社は「来春に第3回PUCを開催する」予定。
endwhile; ?>