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沖縄電 初の「NFT鉄塔カード」が大反響

 沖縄電力が「電力業界初の取り組み」として7日に販売を開始した、最新デジタル技術を用いて制作した「NFT鉄塔カード」が、翌8日で完売になる売れ行きとなった。同カードは、沖縄電が「広く一般に安定供給を担う送配電設備に興味や関心を持ってもらう」ため、自社の計1200基の送電鉄塔の中から特徴的な5鉄塔を選出すると共に、複製ができない「NFT(非代替性トークン)」と呼ばれる技術を採用して計50枚を限定制作し、商業性を検証するため、カードの取引を行うNFTマーケットプレイスのヘキサで「実証販売」として試験的に販売したもの。
 今回、沖縄電が制作したのは、沖縄幹線、海洋博線、 原幹線、中頭幹線、宜野湾線―の5鉄塔で、いずれも1鉄塔につき10種類をカード化し、計50枚で構成する。販売枚数によって値段を4段階にランク分けしているのが特徴で、1枚あたりの各価格は、最廉のコモンが2000円(販売枚数計20枚)、アンコモン3000円(15枚)、レア4000円(10枚)、レジェンド1万円(5枚)という内訳。
 販売期間を当初1か月としていたが、販売開始から48時間での完売という反響に、販売に協力したヘキサも驚いており「沖縄の美しい景色を背景にNFT技術を用いて造られた唯一無二のカードとしての希少性が、コレクターやマニアに高く評価されたのでは」(同社)と、人気の背景を分析している。沖縄電が鉄塔カードを手掛けるのは今回が初めてだったが、予想を大きく上回る反響に手応えを感じており、今後同カードの事業化に向けた検討を進める考えだ。なお同様の技術を用いて、人気歌手の振り付けを3Dデータ化したデジタルアートのNFTが世界のオークションサイトで高値で取引されており、NFT鉄塔カードもそうしたオークションに出展される日が早晩到来しそうだ。