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東電HD 寿都町と福島の高校生交流に協力

 東京電力ホールディングス(HD)は、次世代教育を目的とした高校生交流事業「未来につなぐまちづくり塾」に協力し、北海道立寿都高等学校の生徒を7日、福島第一原子力に迎えて、廃炉のスキームと現状などについて説明した。同取り組みは、既報のように現在、高レベル放射性廃棄物の最終処分場の選定に関する文献調査が進行中の北海道寿都町の高校生と、福島県浜通りの高校生が互いに両地を訪問して交流を深めながら、原子力への理解や地域課題の解決策を探ることを目的に、福島県広野町のNPO法人ハッピーロードネットが企画した独自の研修。第1回となる今回は、始めに寿都高校の生徒9人(他にサポート役の大学生含む)を福島県に迎え入れ、浜通りの高校生10人と交流を重ねながら、7~9日に福島第一原子力や中間貯蔵施設、いわき震災伝承みらい館などを視察した。さらに翌10日からは参加者全員が寿都町に移動して、文献調査に応募した町の考えや同調査の今後の進捗などについて、町の担当者などから説明を受け、高レベル放射性廃棄物の処分スキームについての理解を深めた。同取り組みは参加者に好評だったことから今後、毎年夏季に実施する予定という。