主な記事 詳細

過去の主な記事

規制委 新検査制度開始へ評価ガイドを近く制定

 原子力規制委員会は、4月からの新たな検査制度で運用する、重要度評価に関するガイドなどを近く制定する。原子力規制検査における検査指摘事項について、重要度評価の手順や、その評価で用いる炉心損傷頻度などの定量的・定性的評価の手法について定めたガイドをはじめ、原子力検査官が特定した検査気付き事項に関して、検査指摘事項に該当するか否か―を判定する初期評価の手順を定めた、検査気付き事項のスクリーニングに関するガイド、さらに、法令違反が特定された検査指摘事項などに対して、原子力規制庁が同事項の深刻度を評価し、規制対応措置を立案するための基本的な考え方と手順を定めたガイド、安全実績指標に関するガイド―などを、今月中にも制定するもの。
 新検査制度では、原子力安全の重要度に関して、実用発電用原子炉施設を「赤」「黄」「白」「緑」の4区分、核燃料施設などは「追加対応あり」「追加対応なし」の2区分で判断する。具体的な評価手法については、検査指摘事項の様態や、原子力施設の状況などに応じて、重要度評価ガイドに9つの附属書を制定。「緑を超える」「追加対応あり」と初期評価された検査指摘事項に対しては、規制庁の職員で構成する「重要度評価・規制対応措置会合」や、事業者からの意見聴取を行って評価を決定するため、これらの手続きについても、同ガイドに規定する。また、検査指摘事項などの深刻度評価は、原子力安全または核物質防護への実影響、事業者の意図的な不正行為、規制委の規制活動への影響―の有無を考慮し、重要度評価結果も参考に4段階で評価。規制庁が規制対応措置ガイドに従って、命令や行政指導などの措置を立案し、規制委が最終的に判断する。