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NEDO ペロブスカイト人材育成講座新設

 NEDOは、次世代型太陽電池として、国内外で量産化に向けた競争が激化傾向にある、ペロブスカイト太陽電池の研究開発や、社会実装を担う人材を育成する特別講座を今年度新設する。

 産業界、大学、研究機関が連携し、研究から実用化・量産化までを俯瞰できる実践的人材の育成を目指す。事業期間は今年度から29年度までの4年間を予定しており、このほど同事業の実施者公募を開始した。
 同太陽電池は、塗布による成膜が可能で、軽量、優れた柔軟性などの特長があり、従来の結晶シリコン太陽電池では設置が困難な場所への導入が期待されている。その一方で、材料開発から製膜プロセス、デバイス構造設計、性能・信頼性評価、生産技術・量産化検討までを一体的に理解し、研究開発と実装の両面を担える人材は不足している。特に大学や研究機関での基礎研究と、企業による実用化・量産化を橋渡しする、実践的な人材の確保が課題となっている。
 このためNEDOは「研究から社会実装までを俯瞰できる人材の育成」を基本コンセプトに特別講座を創設する。ペロブスカイト太陽電池に関する基礎から応用までの体系的な知識に加え、実験や評価に関する実践的スキルの習得を支援する。産学官連携を通じて、研究開発と実用化・量産化のギャップを理解し、現場で即戦力となる人材層の形成につなげる考えだ。育成対象は、同分野への参入を目指す企業技術者や既存の太陽電池関連分野からの転換・高度化を目指す技術者のほか、若手研究者などを想定する。
 講座では、NEDOの「太陽光発電導入拡大等技術開発事業」の研究拠点を活用して、基礎講義と実習を組み合わせて実施する。同太陽電池の材料特性や動作原理、デバイス構造といった基礎知識に加え、溶液プロセスや蒸着法などの製膜技術、効率測定や劣化評価などの性能・信頼性評価手法を学ぶ。また、タンデム化やモジュール化、量産化に向けた技術課課題、安全性や環境影響、標準化動向などについても理解を深める。

 同講座を通じてNEDOは、研究開発から実装までを担う人材基盤を強化し、ペロブスカイト太陽電池の社会実装と産業競争力向上を後押しする。