FLOWRA ノルウェー洋上風力団体と協定
電力各社をはじめ国内の発電事業者、重工メーカーなどで構成する浮体式洋上風力技術研究組合(FLOWRA)は、ノルウェーの洋上風力産業団体・ノルウェーオフショアウインド(NOW)と、浮体式洋上風力分野の技術開発協力、バリューチェーン形成促進に関する連携協定を締結した。実証施設の運営・活用やサプライチェーンの育成などで協力し、同風力の技術開発と社会実装の加速を目指す。
協定は先月27日、ノルウェー・ハウゲスンで開催された浮体式洋上風力関連イベントで締結。署名はFLOWRAの寺﨑正勝・理事長とNOWのアービッド・ネッセ・最高経営責任者が行った。FLOWRAがこれまで進めてきた海外連携の一環として、ノルウェーの政府系機関・イノベーションノルウェーの支援を受け、両国産業界の連携強化を図る。具体的には、洋上実証施設の運営・活用に関する知見共有のほか、浮体式風力の開発効果を最大化するための関連産業・サプライチェーン形成の促進などに取り組む。
寺﨑理事長は、世界的に知られる浮体式洋上風力の実証施設を運営するNOWとの連携について「浮体式洋上風力の技術開発と社会実装をさらに前進させる意義深い一歩」と強調。実証施設の重要性に加え、産業成長を支えるサプライチェーン育成の必要性を指摘した上で、両団体の連携により基盤技術の開発や検証・評価手法の確立を加速し、市場拡大や持続可能社会の実現につなげたい考えを示した。
両国は共に急峻な海底地形を有しており、ネッセCEOは協定締結にあたり「大水深海域を抱え、浮体式洋上風力に大きな可能性を持つという共通点がある」と指摘。洋上風力は、国境を越えた連携が不可欠なグローバル産業―とし、双方の技術力や産業基盤、イノベーションを結集して、強固なバリューチェーンの構築を目指す考えを示した。
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