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関西電など 世紀の大工事に土木学会広報大賞

 「世紀の大工事」と称えられる関西電力の黒部ダム・黒部川第四発電所建設工事の担当者に、土木学会がインタビューした動画が、同学会の「広報大賞2025」の選考で商業広告部門の優秀部門賞に選出された。

 同賞は、優れた土木に関する広報作品を公募によって表彰する、今年度で5回目となる年次顕彰。事業構想大学院大学の田中里沙学長を委員長に迎えた選考委員会による選考の結果、最優秀賞1件、優秀部門賞6件、準優秀部門賞7件、特別賞1件を選出した。

 優秀部門賞に輝いた「黒部川発電プロジェクトに従事した先人たちのインタビュー」は、同学会の「土木の魅力向上特別委員会・魅力ある土木の世界発信小委員会土木アーカイブ部」が製作した「黒部川発電プロジェクトアーカイブ」プロジェクトの一環となる広報用動画。
 関西電のほか、工事に携わった大成建設、熊谷組、間組の関係者に、〇プロジェクトの経緯と意義、〇日本土木建設市場最大工事の概要、〇工事現場でのエピソード―などを詳細にたずねる、記録的価値の高い映像となっている。

 特に施工現場での「高熱隧道での苛酷な作業」について述懐する後藤一身氏(大成OB)や「1日のコンクリート打設量が8653㎥という世界新記録を打ち立てた時の喜び」を語る渡辺春男氏(間組OB)の言葉には胸を打たれる。

 そのほか、世紀の大工事の経緯を時系列で説明してくれる関西電OBの竹村陽一氏や、「関西電が使命を賭してやる大プロジェクトに関われる事は大きな名誉だった」と述べる太田資倫氏(大成OB)の意気上がるインタビューも収録されている。表彰式は3月16日に東京都新宿区の土木学会本部で行われる。なお、同動画は土木学会のホームページや、同学会の公式ユーチューブチャンネルで視聴できる。