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きんでん 万博で新技術「エエきも値」初披露

 きんでんは、4月13日にスタートする大阪・関西万博での出展テーマを「未来の文化『エエきも値』がデザインする、いのち輝く未来社会」に決定した。

 「エネルギー」「環境」「情報」を3本柱とする総合設備エンジニアリング事業会社―としての自社のプレゼンスを具現するキーワードとして、人が快適だと思う環境を独自に評価する「エエきも値」という新しい概念を創設。同概念を万博の来場者に分かりやすく訴求するために、きんでんのブースに来館した人のしぐさや音声などを、館内に設けたウエアラブル端末やセンサ、カメラの映像などから収集・分析して、瞬時にその人の快適性を数値化。これに基づいて、当該者にとって「最適な空間」が演出されように、空調や照明を自動制御する新しい技術を紹介する。出展場所は、会場の西側に現在建設中のパビリオン「フューチャーライフビレッジ」内で、きんでんの出展期間は、4月22~28日の1週間となる。
 同パビリオンは、西ゲートの至近地に立地し、万博の会場となる夢洲の湿地帯をイメージした、木の葉のような形の屋根が連なる8棟で構成された秀逸なデザインが来場者の眼を惹く。パビリオンテーマは「未来の暮らし」で「見るだけに留まらない、体験型の独創性の高い展示によって未来を体感・実感してもらう」(日本国際博覧会協会)をコンセプトにしていることから、同コンセプトにマッチしたきんでんの新技術は話題を集めそうだ。出展は、同パビリオン内で期間限定で行われる社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博」という取り組みで、きんでんのほか、経産省が「世代グリーンセンターが拓く未来社会」(出展期間は5月13~26日)、内閣官房水循環政策本部事務局が「健全な水循環に向けた国内外への発信」(同9月23~29日)などのテーマで、最先端の技術を展示・紹介する。なお、パビリオンの完成は「3月中旬を予定」(同)している。