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九州電 池辺社長の公式動画サイトが話題に

 九州電力の池辺和弘社長が「KAZ(カズ)さん」の愛称で登場する、九州電の公式動画投稿サイト(ユーチューブ)内の人気プログラム「九電カズヒロチャンネル」が話題になっている。

 同チャンネルでは、KAZさんこと池辺社長が、九州電の取り組みや新サービス、所有施設の紹介、社員とのテーマ別討論、新規プロジェクトの説明などのほか、自らキューデンヴォルテクスに体験入部して、ラグビーの魅力について体当たりのリポートをしたり、豊前火力(重油、原油、軽油、計50・36万㎾)敷地内の陸上養殖場で育てた「みらいサーモン」の販売(23年10月)に合わせて、同サーモンを素材にした「和風カルパッチョ」と「ミキュイ」の調理披露など、硬軟取り混ぜたユーチューバー顔負けの企画が、企業の公式ユーチューブチャンネルでは珍しい、毎回2万~3万回の視聴数を記録する人気を集めている。
 中でも昨年5月、九州電のユーチューブ配信として通算250回目の記念企画として配信された「KAZさんがぶつかり稽古! 相撲部に突撃!」では、九州相撲連盟の会長を務めていた故・吉田清治副社長/顧問が発起人となって993年に創部した、歴史ある相撲部の活動拠点となっている福岡久山相撲場(福岡県久山町)に自ら赴き、まわし姿の体当たりで、昨年の第32回全国選抜大学・社会人対抗相撲大会で団体戦準優勝に輝いた選手達を相手に、ぶつかり稽古を体験。撮影の際には社員から「まわしの下に短パンをはいた方が…」と勧められるも、池辺社長は「中途半端は一番だめ」と、進んでまわし姿で撮影に臨み、橋本高広主将を相手に真剣に稽古に励んだ後「心・技・体を鍛える厳しい稽古―と聞いていたが、皆さんのお蔭で身をもって体感することができました」と、選手たちに感謝した。
 さらに最後には「是非、日本の伝統文化を次の世代につなげると共に、九電グループを背負った部活動として、ますます頑張ってください」とのエールを贈り、選手達を感激させた。また、四股の指導を受けながら「四股は柔軟運動&筋力トレーニングとして行っています」との説明に対して「これをやればゴルフのスコアもあがるかな?」と、まわしをいじりながら、ユーモラスに切り返す姿に、親しみを憶えた視聴者が多かったようで、この「ぶつかり稽古」編は、歴代最高の計4.2万回超の視聴数を集めている。