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東電PG コネクト&マネージSYの運用開始

 東京電力パワーグリッド(PG)は、一定の条件下で系統への接続を認める「日本版コネクト&マネージ(C&M)」の仕組みを実現する、新たな制御システム「C&Mシステム」の運用を開始する。NEDOからの委託を受けて、同社を幹事会社に、北海道電力ネットワーク(NW)、東北電力NW、東電ホールディングス、テプコシステムズ、東京電設サービス、四国計測工業をはじめ、日立製作所、伊藤忠テクノソリューションズなどの企業や、電力中央研究所、日本気象協会、東京大学などの機関が参画して、20年7月から今年2月までの約4年間にわたり、同システム開発と実証を行うプロジェクトを推進。再生可能エネルギーの増加などに伴う既設系統の混雑に対して、系統を最大限活用するため、系統が混雑する時間帯に限って出力を制御することで、新規の電源接続を認める仕組みを実現するシステムを開発し、フィールド実証により妥当性を確認した。
 同システムは、経産省の再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会が整理した系統制御ルールと、送配電等業務指針に基づく需給制御ルールに則って機能を構築。既設システムとの連係を前提に、系統制約マネージメントシステム、需給制約マネージメントシステム、出力制御配信システムで構成し、系統制約と需給バランス制約を両立する出力制御量を、発電所ごとに算出、配信する。具体的には、前日~当日における30分ごとの出力制御量を算定し、発電契約者などに混雑予想を提供。ローカル系統での系統制約発生時は、発電契約者がノンファーム電源の発電計画を変更する必要があるため、①前日17時頃、②実需給の5時間前、③実需給の1時間前の3回、混雑予想(同電源の出力上限率)を同社ホームページで公開する。
 なお、東電PGは、NEDOが今月26日にイイノホール&カンファレンスセンター(東京都千代田区)で開催する、同システム開発事業の成果報告会に参加。同社系統運用部の福田拓広・系統運用計画グループGMと、国藤靖彦・同グループ課長が登壇し、同システムの開発、フィールド実証の結果、ローカル予測精度の検討―について講演する。