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土木学会 学会賞に東電HD、関西電など選出

 土木学会は、今年度の土木学会賞を決定した。対象は功績賞など20部門の計112件。このうち電力からは「土木技術の発展と社会の発展に寄与したインフラの計画、設計、施工,運用やメンテナンスなどの画期的な個別技術」に贈られる「技術賞(Iグループ)」に、東京電力ホールディングス(HD)と大成建設による「作業制限の多い施工条件に対応した海底シールドトンネルほか放水施設の築造(福島第一原子力ALPS処理水希釈放出設備工事)」、同じく「土木技術と社会の発展に寄与・貢献した画期的なプロジェクト(新設、更新、リノベーション)」に贈られる「同(IIグループ)」には、ニュージェックが前田建設や奥村組などとのJVで施工した「安威川ダムの建設(人と自然環境に調和した都市近郊型ダム)」が、それぞれ選出された。
 また「日本と海外間の交流・協力を通じて、国際社会における土木工学の進歩・発展と社会資本整備に貢献し、今後もその貢献が大きく期待される満50歳以下の者」に贈られる「国際活動奨励賞」に、関西電力の喜多伸明・経営企画室運営GM、「計画、設計、施工、維持管理等において創意工夫に富む技術を開発・実用化し、土木技術の発展を通じて社会に貢献した者」に贈られる「技術開発賞」に「映像とAIによる河川流量の自動観測システム(Hydro―STIV)」を開発したニュージェックの出口恭・技術本部河川GMが選出された。表彰式は、来月14日に東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで行われる。