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東北自然エネルギー 木地山地熱の工事は三菱重工

 東北自然エネルギーは、秋田県湯沢市で計画する木地山地熱(1・49万㎾)の建設工事を、三菱重工業に発注する。工事は、蒸気タービン(単車室衝動式軸流排気型復水タービン)、発電機(空気冷却円筒型回転子三相同期発電機)、主変圧器の据え付けなど。生産井は6本を計画しており、このうち2本は調査井を転用し、還元井を2本設ける。同地熱は、国内初の商用地熱である、966年運開の松川地熱(1.4万㎾級へ更新工事中)に次ぐ、同社開発2か所目、東北電力グループでは、994年運開の上の岱地熱(2・88万㎾)、葛根田地熱(3万㎾)などに続く、6か所目の地熱。
 東北自然エネルギーは今年度、木地山地熱の新設計画に関する、環境影響評価手続きの最終段階を迎える。同新設に向けて、秋田県南部の湯沢市木地山地域において、10年7月から地熱資源開発調査を開始。その後20年に、JOGMECの助成も受けて、事業性が見込める―と判断した。
 29年の運開を目指して同社は、21年からアセス手続きを開始しており、環境影響調査の結果をまとめた準備書を昨年11月に経産省へ提出。同準備書に対して、先月22日に秋田県知事意見、今月7日には環境大臣意見が示された。同地熱の建設予定地は、栗駒国定公園内にあり、環境大臣意見では、資源調査段階からの自然環境・景観に配慮した取り組みを評価。湯沢市が主催する「木地山・下の岱地域地熱資源活用協議会」への参加などを通じた、地域理解の促進や、自然環境の保全と地熱開発の調和を図る取り組みが実施されていることを指摘した。その上で、国定公園での優良事例となるよう、引き続き秋田県、湯沢市を含む地元関係者と調整して、取り組み進めることを求めている。