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シーエナジー、関電不 脱炭素都市づくり大賞を受賞

 シーエナジーと関電不動産開発の各プロジェクトが、国交、環境両省が今年度より新たに設けた優良事業者表彰「脱炭素都市づくり大賞」の第1回受賞事業に選定された。同賞は「30年度ネットゼロを目指す優れた脱炭素型の都市開発事業を選出して、他の模範とする」(両省)ことを目的に創設された公募型の年次顕彰。初年度は計16件の応募があり、その中から特別賞に、シーエナジーが長野県小諸市、信州大学などとの産学官で取り組む「小諸市中心拠点コンパクトシティプロジェクト(同市)」、関電不動産開発が大阪ガス都市開発、都市再生機構などと取り組む「グラングリーン大阪(大阪市北区)」、鹿島建設が東急不動産と取り組む東京ポートシティ竹芝(東京都港区)など4事業が「特別賞」に選出された。そのうちシーエナジーなどのプロジェクトは、市の「低炭素まちづくり計画」に基づき、市庁舎、総合病院、市民交流センター、図書館などを集約・再構築して、エネルギーの面的利用による省エネルギー化と、エリア内での太陽光・小水力・バイオマスなどの活用が「地方小都市における都市機能の集約化と合わせた脱炭素まちづくりのモデル事例となる」(選考委員会)と評価された。
 同様に関電不動産開発などのプロジェクトは、西日本最大の交通拠点であるJR大阪駅周辺での大規模再開発事業「うめきた2期地区開発プロジェクト」となるもので、地域冷暖房などの熱エネルギーを「非常に効率的に運用すると共に、夏期冬期の温冷廃熱を活用する帯水層蓄熱を全国初で実装している」点などが評価された。各社の表彰は、「イオンモール豊川」(愛知県豊川市)」のプロジェクトが環境大臣賞に選出された、清水建設、Daigasエナジーと共に、28日に東京都中央区の時事通信ホールで行われる。