主な記事 詳細

過去の主な記事

東電PG、JERA インドネシアで新事業

 東京電力パワーグリッド(PG)、JERA、東電設計は、インドネシア共和国でカーボンニュートラルの実現に向けた国際貢献事業を開始する。既報のように、JICAの委託を受けて今年5月に中部電力が同国で行った「エネルギートランジション・マスタープラン(ETMP)策定支援プロジェクト」に関する詳細計画策定調査に基づいて、インドネシア政府が14年に策定した新規電源計画「国家エネルギー政策」で打ち出した再生可能エネルギー設備の増設と、一次エネルギー供給量における再エネ比率の拡大(25年に14年比で23%以上、50年に同31%以上が目標)を支援するもので、国連が定めた気候変動枠組条約に基づき、インドネシアが60年を目標達成年とするカーボンニュートラルの実現を目指した国際貢献プロジェクトとなる。
 インドネシアでは現在、電源構成の50%超を石炭火力が占めており、30年までを期限とする現下の供給計画で「石炭火力の構成比を45%にまで縮小させる」方針を目標として掲げており「脱炭素化の達成は当国において最も重要な課題」(エネルギー鉱物資源省)となっている。そのため、来月から3社が共同で取り組むETMP策定支援プロジェクトでは、日本国内での事前調査と現地調査で、インドネシアの既設発電設備と電力系統の分析を行った上で、〇系統解析を基にした最適電源の配置、〇ゼロエミッション火力に関する事業化計画の立案、〇CCSや水素・アンモニアの利用に関する検討、〇長期電力系統拡充計画の策定―などを行う(詳細は11月1日号参照)。プロジェクトの実施期間は、準備期間も含めて、来月27日~26年3月25日までとなる。なお、同事業には三菱総合研究所も協力する。