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RE沖縄 気候変動環境大臣表彰で大賞受賞

 電気・ガス・熱などのエネルギー供給に関するサービスを手掛ける、沖縄電力グループのリライアンスエナジー沖縄は、環境省が実施する「気候変動アクション環境大臣表彰」の大賞を受賞した。同社初のエネルギーサービス採用案件として、竹中工務店と共同で実施した「沖縄における大型商業施設の省エネルギー・省CO2への先導的取り組み」が、気候変動の緩和につながる顕著な功績として評価され、同表彰の先進導入・積極実践部門で大賞に選出された。
 同取り組みは、19年6月に開業した、沖縄最大級の大型商業施設「サンエー浦添西海岸パルコシティ」において、照明・空調などに高効率機器や、太陽光の光を利用して照明制御と組み合わせる、スカイライトシステムといった、再生可能エネルギー活用システムを導入。さらに日々の運用改善により、快適な店内環境を確保し、大幅な省エネ・省CO2を実現した「沖縄におけるカーボンニュートラルの実現に向けた先導的なモデルケース」(同社)。運用において同社は、エネルギー使用実績データからエネルギー消費量や使用状況を毎月分析し、関係者で定期的に運転分析報告会を実施しており、継続的な運用改善につなげている。
 これらの取り組みにより21年度の一次エネルギー消費量は、一般的な商業施設と比較して目標値37%を上回る40%を削減した。エネルギー原単位も、県内で約70店舗を展開するサンエー全店舗平均より55%低減しており、同社は今後も、対応策の評価や改善の持続、省エネ対応策の洗い出しなどに取り組み、さらなる効率化を図ると共に、取り組みや成果を積極的に発信する考え。なお、同事業は、省エネルギーセンターが主催する、昨年度の省エネ大賞でも、省エネ事例部門の最高位「経産大臣賞」を受賞している。