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ニュージェック 夢土木賞などをダブル受賞

 ニュージェックは、若手技術者を対象にした技術提案型の公募「関西のゆめプロジェクト」の今年度の選考で、最優秀賞と夢土木賞をダブル受賞した。同賞は、全国の産学官の35歳以下の技術者から「インフラ整備やまちづくり、観光振興などに対するユニークで斬新なアイデアを募り、夢のある社会の創生につなげる」(大西有三・京都大学名誉教授)ため、大西教授が理事長を務めるNPO法人・あすの夢土木(大阪市)が18年から毎年行っているコンペ。大阪市のプリムローズ大阪で12日に行われた今年度の同プロジェクトの発表会で、ニュージェックの藤崎茜さんが「自然と繋がる癒やしの空間を大阪に~A sky full of stars」、水谷誉さんが「水都大阪を感じる最高のランニング~マラソンコースの整備とPICSの活用」と題する提案を行い、選考の結果、前者が最優秀賞、後者が夢土木賞にそれぞれ選出された。このうち、最優秀賞に選ばれた藤崎さんは、大都会である大阪の街中でも星空を楽しめるように電線地中化をさらに進め、天空の視界が広がるようにしながら、上空に光を放射しない仕組みを地上に構築すると共に、ビルの屋上緑化も推進して「華々しさと自然を同時に感じられる環境を創る」ことを提案。審査委員会から「夢のあるプランで実現性も高い」と称賛された。両氏の表彰は来月9日、大阪市のインテックス大阪で開催される年次見本市「建設技術展近畿」の中で行われる。