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ソフトバンク 独自節電サービスが高い評価

 ソフトバンクは、子会社のSBパワーを通じて提供する家庭向けの節電サービスが、官民から高い評価を得ている。同サービスは、同じく子会社のエンコアードジャパンが保有する特許技術を活用し、独自開発した「エコ電気アプリ」を用いた節電サービスで、スマーフォンのアプリから提供するのが大きな特長。国内で初めてスマホアプリを活用したサービスとして、昨年7月に導入以降、周知と共に利用者は着々と増加しており、今年3月末時点で約3.2万人が同アプリを利用している。そうした取り組みが評価され、SBパワーはこのほど、経産エネ庁が今年度試行する「省エネコミュニケーション・ランキング」で、最高ランクを獲得した。さらに、経産、総務両省や日本商工会議所などが後援する、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)の今年度顕彰事業において、初めて設けられた、SDGs特別賞を受賞。明日25日には、東京都港区の東京プリンスホテルで同賞の表彰式が開催される。

 SBパワーは、家庭向け料金ニュー「おうちでんき」「自然でんき」「くらしでんき」の契約者を対象に、エコ電気アプリを無償で提供しており、同アプリの利用者には、スマホの画面に「プッシュ通知」で節電のタイミングを知らせ、「節電チャレンジ」への参加を呼びかける。同チャレンジはワンタッチでエントリーでき、さらに節電に成功した際に付与されるポイントは、オンライン決済サービスPayPayで利用できる仕組み。同社は、これらスマホアプリならではの様々な機能を通じて、迅速な需給対応を行うと共に、今後もユーザーからの要望などを踏まえてアプリの更新を行い、改善を図ることで顧客拡大につなげる。