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東電HDなど 日建連が第1回土木賞の表彰

 東京電力ホールディングス(HD)、ニュージェック、中電技術コンサルタントは19日、日本建設業連合会(日建連)が、東京都港区のThe  Okura  Tokyoで開催した「日建連表彰2020表彰式」に、第1回土木賞の受賞者として出席し、それぞれの受賞業務に対して、山内隆司会長(大成建設会長)から「国民の生活基盤を支える社会資本整備の範を示し、わが国が誇る質の高い建築ストックのさらなる発展につながる取り組み」と賞賛された。同賞は、日建連が960年に創設した建築分野の優良事業者表彰である「BCS賞」に加えて、新たに創設した「土木・建築両分野を対象にした優良工事・プロジェクト担務者の年次顕彰」(日建連)で、昨年12月に3社の受賞が決定。新生顕彰の土木賞としては、今回が初の表彰式となった。
 このうち東電HDは、自らが発注先兼設計担当(鹿島建設との共同設計)となって、鹿島の協力を得て施工した「福島第一原子力陸側遮水壁(凍土壁)工事」、ニュージェックは、国交省近畿地方整備局琵琶湖河川事務所から受託して設計を行った「天ヶ瀬ダム再開発トンネル放流設備流入部建設工事」、中電技術コンサルタントは、熊本県から受託して設計を行った「荒瀬ダム本体等撤去工事」が受賞対象業務。3社を含む全表彰企業には、表彰状のほか、表彰パネルと賞牌が贈呈され、各社の受賞工事に対して、来賓として出席した赤羽一嘉国交相から「いずれも企画から設計、施工まで多くの方々の緊密な連携と協力の下、意欲的に取り組んでこられた努力の賜物」とのエールが贈られた。