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JICA 電力と協力しアフリカ・レソトで小水力リプレース

 JICAは、日本の電力の協力を得て、アフリカ南部のレソト王国で、既設小水力をリプレースするための準備調査を12月より開始する。07年に在日大使館を開設した同国は近年、レツィエ国王が来日するなど日本との協力関係を強めており、日本政府もまた、昨年8月に横浜市で開催した第7回アフリカ開発会議において決議した「アフリカ諸国における産業多角化の基盤となる再生可能エネルギーの開発拡大」の一環として、レソト政府から要請のあった、同国レリベ県に立地する国内最大のダムであるカツェダム内に設けた既設小水力(500㎾)を、1000㎾にリプレースするための準備調査に協力することになったもの。
 調査期間は、報告書の上梓も含めて今年12月17日~21年11月30日までを予定しており、同調査を受託した電力は現地に社員を派遣して、リプレース事業の背景・内容把握と、技術的・経済的妥当性などについて検証した上で、概略設計を行って事業費を試算すると共に、事業を履行するために必要となる相手国側分担事業の実施計画を策定する。また、設備更新に併せて「同国初となる遠隔監視システムを導入して、高度1000m超に立地する小水力の維持管理を合理化・省略化する」(JICA)ための技術供与も行う。今回のリプレース事業については政府も「SDGsのゴール7(エネルギー)に貢献できる取り組み」(外務省)と期待しており、委託先の電力を来月27日までに決定する。