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日本ガイシ CEATECで部門グランプリ受賞

 日本ガイシは、IT・エレクトロニクス関連分野におけるアジア最大級の国際展示会・CEATECで行われた表彰「CEATEC AWARD」で、デバイス&テクノロジー部門のグランプリを受賞した。同表彰は、このほど千葉市で開催されたCEATECでの展示技術などのうち、出展者が事前に応募した出展品・案件について、学術的・技術的観点、市場性や将来性などの視点から、イノベーション性が高く優れているものを評価し、総務大臣賞、経産大臣賞、部門賞などを贈るもの。日本ガイシは同表彰に対して、電極に独自の結晶配向セラミックス板を使用した、小型・薄型でエネルギー密度の高いリチウムイオン二次電池「チップ型セラミックス二次電池・エナセラシリーズ」を応募。耐熱性が高いことから、デバイスへの高温実装に対応できるなどの特長を持ち、同社が今年4月から、IoTデバイスやスマートカードなどへの実装に向けて量産を開始した同シリーズについて、同表彰の審査委員会は、IoTモジュールの本格普及において課題となっている電源の問題を解決し、既存のリチウムイオン二次電池には無い新しいカテゴリーの蓄電デバイスである―と高く評価した。