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NUMO 19年事業計画を策定し取組を強化・加速

 NUMOは来年度、「地域社会と共生する安全な放射性廃棄物の地層処分を実現する」使命の達成に向けて、さらなる取り組みの強化・加速を図る方針を示した。このほど、19事業年度事業計画を策定し、科学的特性マップに基づく「グリーン沿岸部」を中心とした対話活動や、ウェブメディア・マスメディアの活用、各種イベントなどを通じて、地層処分事業の重要性と安全性に関する情報発信に注力する考えを提示した。具体的には、地域特性を踏まえた多様な対話活動を推進すると共に、「中期技術開発計画」に基づく技術開発と技術的信頼性の一層の向上に向けた取り組みを加速する。文献調査を受け入れた自治体には、調査市町村をはじめ地域で説明会などを開催し、調査の手順、収集を想定している文献、評価概要のまとめ方などを示した「文献調査計画」について情報提供すると共に、地域住民へ同調査への協力を要請することを明記。地層処分事業に伴うプラス面・マイナス面の影響や地域の諸課題・将来ビジョン、地域産業、経済状況などを踏まえて、地域に即した地域共生に関する具体案の検討も行う。NUMOは、これらの取り組みを経て、最終処分法が定める断層活動、火山・火成活動などの要件に関する調査・評価を実施し、概要調査地区を選定する方針を、同事業計画に盛り込んだ。