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中部電 省エネ大賞発表大会で優秀プレゼン賞受賞

 中部電力による「熱可塑性CFRP(炭素繊維強化樹脂)の高速過熱水蒸気を用いた急速加熱による省エネルギー」の取り組みが、省エネルギーセンター主催の省エネ大賞で優秀プレゼンテーション賞を受賞した。先月28日に、名古屋市で開催された今年度の省エネ大賞中日本地区発表会に、同取り組みの共同実施者であるトヨタ自動車、豊電子工業と共に参加。省エネ大賞の二次審査を兼ねた同大会において、中部電と豊電子工業が共同開発し、トヨタへ納入した「熱可塑性CFRP急速加熱機」を用いた省エネの取り組みを発表した。中部電と同様に、事前選考を通過した中日本地区の応募者18件のうち、分かり易く有意義な発表を行った案件として、同社を含む計6件が同地区の優秀プレゼンテーション賞を受賞したもの。同発表大会は、同地区をはじめ東日本、西日本の計3地区で開催されており、電力では東北電力が「新型環境調和型配電用変圧器ULTrans(ウルトランス)」、シーエナジーが「地域資源を活用し、地域の省エネと生物多様性に貢献するモデル事業」、関電エネルギーソリューションが「BCPを考慮した設備改修と連携強化による更なる省エネの取り組み」など、各社が実施する優れた省エネの取り組みを発表。同発表大会後の審査委員会や現地確認審査などを経て、最終的に来年1月上旬にも、省エネ大賞の受賞者が決定される。