FLOWRA 米船級協会と技術開発協力締結
浮体式洋上風力発電技術研究組合(FLOWRA)は、アメリカ船級協会(ABS)と、浮体式洋上風力分野の技術開発協力に関する覚書を締結した。
電力10社をはじめJERA、ユーラスエナジーホールディングス、Jパワー、三菱商事洋上風力、丸紅洋上風力などが参画するFLORAは、コスト・リスクを低減させる研究テーマなどに共同で取り組み、浮体式洋上風力の広域・大規模な商用化に向けて昨年3月に設立。国内のゼネコン、マリコン、材料・造船・重電メーカーなどと強力にタッグを組んで、技術開発を推進する方針を示している。また、浮体式洋上風力のグローバル市場の拡大、海外プロジェクトへの参入も視野に、商用プロジェクトで先行する欧州・米国などと連携を図る考えで、海洋・オフショア産業向けの認証・検証や、技術コンサルティングサービスなどを提供する、非営利のグローバルリーダー・ABSと共に、協力の可能性を探る。
ABSとの協力について、NTTアノードエナジー執行役員グリーン発電本部長の、寺崎正勝・FLOWRA理事長は、ABSの卓越した技術評価と、FLOWRAの取り組みを組み合わせることで、浮体式洋上風力システム全体の最適化と技術基盤の確立を推進し、開発リスクとコストの低減につながる―との期待を寄せている。なお、寺崎理事長は、982年に九州電力に入社し、九電ビジネスフロント社長、九電みらいエナジー常務取締役などを務めてきた。
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