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国交省 銚子沖洋上風力の海中点検実証に期待

 国交省は、東京電力リニューアブルパワー(RP)の銚子沖洋上風力(2400㎾)で実施する、洋上風力設備の海中部点検に関する実証事業を、「海の次世代モビリティ技術と、海域利用者のニーズとのマッチングにより、我が国沿岸・離島地域における新たな利活用を推進する」意欲的な取り組みとして選定した。再生可能エネルギーの主力電源化に向けて重要となる、洋上風力の安全な維持管理には、大規模化・大深度化への対応が可能で、低コストの海中部点検技術が必要とされている。そのため、実用化段階の「AUV―ASV連結システム」を用いた、同技術の製品化・サービス化に向けて、支援することを決定したもの。
 同実証は、海上・港湾・航空技術研究所と海上技術安全研究所が中心となって、今月から本格的に開始。東電RPは、国内初の着床式沖合洋上風力として09年から研究を進め、19年1月に商用運転を開始した銚子沖洋上風力を同実証場所に提供し、海中部の点検試験に協力する。具体的には、AUV(自律型無人潜水機)とASV(先進安全自動車)の両技術で構成する同システムを、小形船舶から手持ちにより海中に投入。自動航行で風車塔に接近させて、オペレーターの遠隔操作で海中映像をリアルタイムに確認しながら点検を進める。今後、試験水槽での動作確認、事前の現地説明を行った上で、11~12月頃にも同実証海域で1週間の実証を実施し、来年1月を目処に報告書を作成する。