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NEDO 大崎カーボンR拠点での研究開始へ

 NEDOは来年度から、広島県大崎上島に整備する「カーボンリサイクル(CR)研究拠点」での研究開発を開始する。CR技術の早期実用化に向けて、様々な研究や技術開発に集中・横断的に取り組む実証研究拠点を、中国電力の大崎火力(石炭、25万㎾、11年12月から休止中)内に設けて、24年度まで約60億円を充当し、研究開発に取り組むもの。
 大崎火力では、中国電とJパワーが共同出資する大崎クールジェンが、NEDO事業として石炭ガス化複合発電(IGCC)、石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC)と、CO2分離・回収の実証事業を進めている。経産省が19年9月に示した「カーボンリサイクル3Cイニシアティブ」と、20年1月に統合イノベーション戦略推進会議が策定した「革新的環境イノベーション戦略」において、大崎上島をCR技術の実証研究拠点として整備する方針が示されたのを踏まえてNEDOは、世界最先端の技術や、近く実用化が見込める技術を一元的に研究開発する環境を整えることで、CR技術の確立を通じたCO2削減に貢献する考え。
 同研究拠点は、基礎研究、実証研究、藻類研究の3区域で構成し、このうち基礎研究エリアには、10m×7m程度の研究室を6室程度有する研究棟を建設。実証研究エリアでは、屋外に28m×24m程度のスペースを確保する予定。NEDOは近く、両エリアで実施するCO2有効利用の要素技術開発と、実証試験の研究開発テーマの各募集を行う。