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エネ総研 再エネ由来電力での蓄熱発電SY開発へ

 エネルギー総合工学研究所はこのほど、革新的再生可能エネルギー安定利用システム「蓄熱発電」の開発を開始した。環境省の今年度委託事業「熱を活用した次世代型蓄エネルギー技術実用化推進事業」として取り組むもので、蓄熱発電の経済性に着目し、必要時に発電・利用する機能の実現を目指して今後、同システム開発を進める。再エネを最大限に活用するには、出力変動を解決することが不可欠となり、蓄電池などによる蓄エネルギー技術の開発・活用が進められているところ。一方で現時点での同技術には、主にコスト面の課題が指摘されていることからエネ総研は、安価な蓄エネルギー手段として「熱」に着目。再エネ由来電力を熱に変換して蓄熱し、必要時に必要な分だけを電力に変換して利用する、新たな自立・分散型の次世代蓄熱技術を用いた蓄熱発電の開発・実証を行う考え。蓄熱から電力に変換する際にロスが発生するものの、蓄熱は極めて安価なため、総合的な経済性に優れたシステムとなる見通し。産学のコンソーシアムにより、今年度は約4億円規模の検討を実施し、5年目となる22年には、10万kWh規模の蓄熱設備の実証運転を目指す。さらに並行して、再エネ電力の経済的な熱変換技術開発を推進。蓄熱技術の向上により、太陽光・風力など再エネ由来電力の安価な安定利用を図ると共に、熱源の低炭素化によるCO2排出削減につなげる。