電中研 放射線安全管理功労で規制委員長賞
電力中央研究所で、長年にわたり放射線安全管理業務に従事し、安全確保に尽力した伊知地猛氏が、今年度の放射線安全管理功労者として、原子力規制委員会委員長賞を受賞した。
同表彰は、原子力安全技術センター、日本アイソトープ協会、日本分析センター、放射線障害防止中央協議会の4団体が主催。放射性同位元素などの安全管理や、環境放射能対策に尽力し、優れた成果を挙げた個人を顕彰するもの。
関係者の意欲の向上と、国民の安全確保に対する理解増進を目的としている。昨年度から規制委が後援すると共に、委員長賞を授与している。今年度は、放射線安全管理功労者として伊知地氏を含む9人、環境放射能対策功労者3人の計12人に対し、委員長賞の授与が決定したもの。
伊知地氏は、関連学協会で各種委員を歴任し、放射線安全管理に関する制度の整備や技術の発展に寄与してきた。さらに、学会発表や論文発表を重ね、放射線安全管理に関する知識の普及や安全文化の醸成にも貢献したことが評価され同省を受賞した。16日に規制委会議室(東京都港区)で行われる表彰式で、規制委から委員長賞が授与される。
なお951年に松永安左ェ門氏が電力技術研究所として設立した電中研は、明日7日に創立75周年を迎える。これを記念し、12日には日経ホール(東京都千代田区)で「エネルギー未来シンポジウム」を開催する。「サステナブルなエネルギーで支える安全で豊かな社会へ」をテーマに、平岩芳朗・理事長が登壇。変化する電力需要と供給、気候変動の緩和と適応、リスク評価と合理的意思決定―という3つの視座を提示する。
続く個別報告では、社会経済研究所の西尾健一郎・副研究参事、サステナブルシステム研究本部の橋本篤・上席研究員、エネルギートランスフォーメーション研究本部の内山雄太・上席研究員が、それぞれの視座から、より良い選択につなげるための考え方と方策を示す。
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