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中部電PG 国際研修が結実し国内就職が内定

 中部電力パワーグリッド(PG)が、初の試みとして今年1月から試行的に実施している国際研修「インドにおける電気工事士育成プログラム」の受講者の中から、初の日本企業内定者が誕生した。

 同プログラムは、日本における労働力の不足と、インドにおける雇用機会不足に伴う若者失業率の上昇―への対応策として、中部電PGが、経産省の「日本式ものづくり学校」に認定された、在インドの建設技能訓練校「oyakataスキルトレーニングセンター」を運営する、アイティップス(名古屋市)と協力し、同社の研修メソッド「特定技能人材育成プラットフォームoyakata」に、電気工事士の育成プログラムを追加。

 これにより、電力設備に関する技術に加えて、日本の職場で働くために必要なコミュニケーション能力や安全意識、行動様式について指導することで「日本の電力現場で通用する実践力を身に付け、日本企業に入社して第二種電気工事士として活躍してもらう」(中部電PG)ための取り組み。
 インドのスキルトレーニングセンターで現在行われている同コースは、総受講期間12か月で、前半が基礎・応用訓練(6か月)、後半が電気工事士専門訓練(同)となる。このうちの後半の講習で、中部電PGがインド人向けに構築した専門カリキュラムに基づいて、基礎的な知識や技能、現場シミュレーションなどのほか、建設分野特定技能評価試験への対応策を指導している。

 今年1月に入校した一期生は計13人で、このうちの2人がこのほど、ヤマト空調システム(宇都宮市)への就職が内定した。取り組み開始から7か月での快挙で、中部電PGは、今月末までにこれまでのプログラムの内容を検証・集約した上で、11月からは、これまでの試行から本格実施に切り替えて「日本で電気工事士として活躍できる人財育成モデル」の普及を目指す。