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関電不 新規プロジェクトで新たな3R試行

 関電不動産開発は、京都府・市で社会問題になっている「放置竹林による景観の悪化と伐採した竹の処分の解決を目指した試行」(市総合企画局国際都市共創推進室)を、同社が大阪府吹田市で計画する新規集合住宅「シエリアシティ吹田岸辺」の建設工事で実施中だ。

 寺院数が、府全体で3100か所を超える地域的・歴史的背景から生じる前記課題の解決と、伐採竹の有効利用を目指して市は、産学の協力を得た公民連携プラットフォーム「KYOTO CITY OPEN LABO」を立ち上げて、状況の改善を目指している。

 関電不動産開発が、初の試みとして採用したのは、同プラットフォームに参画する福岡大学と長谷工コーポレーションが共同開発した「竹チップを使った建設汚泥の固化処理技術」を用いた、盛り土材などへの再利用。
 同技術は、通常、セメント系固化剤を添加して固化させた上で、運搬・処理して使用している建設汚泥の製造過程で、添加するセメント系固化剤の半分を竹チップに置き換えるもので、これにより伐採竹の有効活用と共に「セメント系固化剤に由来するCO2排出量の約50%が削減できる」(長谷工)という。

 関電不動産開発のシエリアシティ吹田岸辺の建設工事では、同工事を受注した長谷工が、場所打ちコンクリート杭の施工時に発生する建設汚泥を、同技術を用いて製造しており、工事も順調に進んでいる。放置竹林による景観の悪化と伐採竹の処分は全国的な問題であることから、今後同スキームが注目されることになりそうだ。

 なお、シエリアシティ吹田岸辺は、JR西日本の岸辺駅から至近の、私有公園(830㎡)を含む総面積1・38万㎡の広大な用地に、計492戸の14階建て新規集合住宅を建設するビッグ・プロジェクトで、完成は28年8月末を予定している。