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JFS 蓄熱設備再評価でHP理事長賞受賞

 日本ファシリティ・ソリューション(JFS)は、東洋熱工業と実施した氷・水蓄熱設備の活用による電力負荷最適化システムへの改修プロジェクトが、ヒートポンプ・蓄熱センターの今年度デマンドサイドマネジメント表彰で、センター理事長賞(総合システム部門)を受賞した。既存の蓄熱設備をデマンドレスポンス(DR)の観点から再評価し、電力需給の調整力として有効活用すると共に、DRポテンシャルを実証したことなどが高く評価された。
 近年、電気料金制度の見直しや設備の高効率化を背景に、蓄熱システムから非蓄熱システムへの転換が進んでいる。一方で、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力需給の調整力として、蓄熱設備が持つ価値が改めて注目されている。そうした中でJFSは、ミューザ川崎(神奈川県川崎市)の熱源設備更新において、既存の氷蓄熱・水蓄熱設備を最大限活用した、電力負荷最適化システムを構築した。

 改修では、高効率ヒートポンプチラーの更新に加えて、デマンド容量制御システムを導入。運転実績に基づく最適制御を行うことで、建物の最大デマンドを更新前と比べて198㎾削減した。また、蓄熱設備を活用した運用により、上げDRで892㎾、下げDRでは793㎾という大きな調整力を有することを確認。電力需給の逼迫時や、再エネ出力変動への対応に貢献できるポテンシャルを示した。
 さらに、既存設備の再利用範囲を最大化したことで、更新コストの抑制も実現した。非蓄熱システムへの更新と比較した場合、水光熱費は年間約730万円の削減が見込まれており、同表彰の選出では、蓄熱システム導入のハードル低減と、普及促進に貢献する事例として高い評価を得た。