東京電PG 認定制度弾みにDS人材が活躍
東京電力パワーグリッド(PG)が管理する、膨大なデータの活用推進で活躍する、同社のデータサイエンティスト(DS)武田峻悟氏が、情報処理推進機構(IPA)のウェブコンテンツ「デジタル人材キャリアインタビュー」で紹介された。
同社のDX推進を担う、カイゼン・DX戦略室データ戦略グループで、シニアDSとしてデータ分析環境や分析基盤の企画・開発、データ活用業務の標準化などを手掛ける同氏が、IPAのインタビューに応えて、業務や社内認定制度を通じた自身の成長を語ると共に、送配電分野のDX、データ活用の最前線などについて述べた。
管轄する3000万世帯の電力メーターに記録される、膨大なデータの利活用を促進するため、同社は21年から、スキルレベル別に4段階で区分するDSの認定制度を整備。武田氏は約10人のメンバーと共に、第1期生として基礎レベルのベーシックDSの認定を受けた後、22年に始まったシニアDS認定でも第1期生として同認定を受けた。
同社(当時東京電力)に11年に入社して以降、藤沢支社、相模原支社での電力流通業務を経たのち、業務システム開発を担務。そうした中で、データの利活用に興味を抱き、自から手を挙げて、21年に現在の部署へ異動した。
現在普及しているスマートメーターから得られる詳細な情報は、データ量が極めて膨大で、分析に適した形への整理・加工に手間がかかることが課題となっており、同氏は「データサイエンスの力で精緻化・効率化し、価値として返していく」「最終的には、専門職でない人もデータを活用できる、データの民主化を目指している」と抱負を述べた。DSを目指す人に対しては、社内で実務を担当する人とのネットワークを広げながら学ぶことも推奨している。


