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関西電 現場を牽引するDX人財IPAが紹介

 関西電力のDX(デジタルトランスフォーメーション)を、デジタルコンサルタントとして現場からリードする人材が、情報処理推進機構(IPA)のウェブコンテンツ「キャリアインタビュー」で紹介された。

 18年に同社とアクセンチュアが共同で立ち上げたK4Digital(ケイフォーデジタル)へ出向し、DXプロジェクトの企画・推進に取り組む前俊一郎氏が、IPAの取材を受けて、電力という社会インフラを支える企業において、デジタルの力を価値創出につなげることを目指した取り組みや考えを語った。
 関西電は、社内公募でキャリアを自律的に選択できる「eチャレンジ制度」を設けており、同制度を通じて前氏は、21年にK4Digitalへ出向。以降、関西電グループ全体のDX支援として、幅広い部署と連携し、既存事業の高度化やビジネス改革に取り組んでいる。現在注力している業務の一つが、電源取引の高度化で、電力需要の分析、AIを活用した市場価格の予測などから、仕入れ価格の精度向上を図る。

 また「お客様から選ばれる関西電力」であり続けるため、AI活用を前提とした法人営業スタイルの改革や、AIエージェントによる顧客体験価値の向上を目指していることなどを、インタビューで具体的に紹介した。
 既報の通り関西電は、経産省が実施する今年度のDX銘柄に、電力会社として初めて選出された。DXを単なる効率化に留めず、事業変革、新たな価値の創出に結びつけている点や、デジタル人財を体系的に育成するなどの取り組みが高く評価された。同インタビューは、前氏をはじめ、専門組織としてのK4Digitalの存在が、DX推進の実効性を支えていることを示す内容となっている。