東京電HD ワンチームで福一2燃料取出へ
東京電力ホールディングス(HD)は、福島第一原子力2号機の燃料取り出しに向けて、来月にも作業者訓練を開始する。2号機使用済み燃料プールには、615体の燃料(内28体は新燃料)が貯蔵されており、より安定的な冷却・貯蔵が可能な共用プールに搬出するため、燃料の取り出しを行う。
2号機の燃料取り扱い設備は、既存プラントの天井クレーン、燃料取り扱い機と構造が相違していることから、燃料取り出し開始前に実機の燃料取り扱い設備、キャスク、模擬燃料を用いて、取り出しに関する一連の作業手順を繰り返し行って、作業者の力量向上・習熟を図る。
燃料の取り出しにあたって同社は、燃料取り扱い設備の製造段階から深く携わることを目的に、メーカーの工場、現地据え付けメーカーに社員を出向。トラブルの初期対応や、燃料取り扱い設備のオペレーション・メンテナンス対応ができる人財育成を進めている。
出向した設備に精通した同社社員は、訓練計画の立案をはじめ訓練講師、燃料取り出し手順の作成を主導的に行い、燃料取り出し作業に必要な作業者を育成して作業体制を構築。燃料取り出し作業でリーダーシップを発揮し、オペレーションとメンテナンスの中核者として対応する。燃料取り出しの体制は、同社が主体的にチームビルディングを行って、キャスク取り扱いチーム、燃料チームを構築し、ワンチームで取り組む。
作業者の訓練後には、一連の作業が正しい手順・一定の時間内で実施できていることにより力量を確認する。燃料取り出し作業は、原子炉建屋の南側に燃料取り出し用構台を設置して実施。一連の作業手順を繰り返す回数・訓練期間は、力量の習得状況によって変動し、訓練が終わり次第、26年度第一四半期を目途に燃料取り出しを開始する。
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