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監視委 BL市場受渡年度からの確認をGLに

 電力・ガス取引監視等委員会は、ベースロード(BL)市場の監視について、同市場への供出価格と社内・グループ内取り引き価格との整合性を確認するため、BL市場ガイドライン(GL)の見直しを求める考えを示した。旧一般電気事業者が昨年度から、内外無差別の卸売りを行うコミットメントに基づいて、具体的な方策の運用を開始しており、社内・グループ内取り引き価格の設定や、同取り引きの文書化を進めているのを踏まえて、21年度分以降については、同市場への供出価格と社内・グループ内取り引き価格との整合性を確認することが適当―と判断。その際、現行のGLでは同供出価格と社内取り引き価格との関係について明文化されていないため、同GLの改訂など今後のBL市場の監視について検討すべき事項を取りまとめた。
 同GLに基づいて監視委は、受け渡し年度の前年度に供出量や供出上限価格、同翌年度には発電量・発電コストの実績と想定に加えて、社内・グループ内取り引き価格が、同市場への供出価格を下回っていないことを、大規模発電事業者に対して確認しており、これらに加えて、受け渡し年度における確認をGLに盛り込む考えを提示。同市場への供出価格とBL電源の社内・グループ内取り引き価格との、整合性の確認に必要な根拠の提出を大規模発電事業者に求め、同取り引き価格が供出価格を下回っていないかを、受け渡し年度から確認する旨を示すことが適当―とした。
 さらに、社内・グループ内取り引きの購入コストを適切に認識した上で、小売り価格が設定されているか―に関しては、小売り市場重点モニタリングを通じて、受け渡し年度とその翌年度に確認する旨をGLに明記。同確認にあたって小売り平均価格が社内取り引きを含む電力調達費用と、非化石証書の外部調達費用を下回る場合は、事業者への詳細なヒアリングなど必要な対応を行う考えを示した。