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JEPCO 価値観で節電行動促す新手法開発へ

 日本新電力総合研究所(JEPCO)は、京都大学などと共同で、節電につながる需要家へのアプローチ手法「パーソナル・ナッジ」の開発に向けた取り組みを開始する。新電力への代行事業などを手掛ける同社は現在、新電力約70社の需給管理などを実施。契約した事業者全体をバランシング・グループとして取りまとめ、需要予測を基に電力の卸供給も行っている。25年までに数百程度の新電力との契約を目指す同社は、同取り組みに参画する小売り事業者を募った上で、今後3年間にわたり、スマートメーターのデータを基に、需要家の多様な価値観を反映したインセンティブなどを開発。行動経済学の観点から、価格以外の価値観に着目した新たな節電手法を構築し、社会実装を図る。