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東電HD・PG 設備貸し出しの専門窓口を新設

 東京電力ホールディングス(HD)は、事業効率化を目的に、自社グループの送電鉄塔や配電柱などの保有設備を第三者に貸し出すための専門窓口を新設する。対象となるのは、○携帯電話事業者の基地局、○自治体などによる防災無線―などの整備・設置で、現在、東電パワーグリッド(PG)が、送電・通信鉄塔や建物屋上など、設備のカテゴリー別に設けている受付窓口を一本化して、官民を含めた第三者への貸出事業を集約することで、同分野の収益アップと体制の強化を図る。この背景として近年、スマートフォンの普及と携帯コンテンツの拡充による通信量の増加により、利用者の通信速度の高速化へのニーズが加速。そのためこのほど、第4世代携帯電話システム(4G)の周波数帯(1.7ギガヘルツ帯と3.4ギガヘルツ帯)が新たに追加された上、来年3月には第5世代(5G)周波数帯の新設も予定されるなど、携帯事業者による基地局の整備が今後長期的に見込めることから、こうした需要に対応したもの。