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OCCTO N—1電制対象発電機の考え方整理

電力広域的運営推進機関(OCCTO)は、系統事故時に電源を瞬時に遮断することを条件に、平常時の連系可能量を増やす「Nー1電制」について、合理的なオペレーションを行うために必要となる、対象発電機の選定における基本的な考えを整理した。Nー1電制では、原則、特別高圧以上に接続する電源を対象にすると共に、対象発電機数を1送電線あたり10か所程度と限定するなど、シンプルなシステム構成を図る考えで、出力抑制に事前準備が必要な発電機や、安定供給上、各エリアで設定した1送電線あたりの電制量を超過する容量の発電機、将来的に必要となる電制量を確保できない小容量の発電機などは、電制対象から除外する見通し。また、電制対象は、系統運用上の影響が少ない、機会損失費用が少ない、電制装置の設置費用が安い—といった発電機を優先的に選定する考えを示した。